【米津玄師】Flamingo(フラミンゴ)の歌詞の意味を解釈・考察

2018年11月6日

Flamingo、ついに発売先行的な形でPV公開になりましたね!

そこで、正式な歌詞がCD発売までまだ待たれますが、PVから聞き取れた歌詞にて少し早いですが歌詞解釈をしてみようと思います!
(※CD発売がされたので本記事の歌詞は正しいものに修正しております)

 Flamingoの曲にまつわる情報

Flamingoは、米津玄師さんのメジャー9枚目のシングルで「Flamingo/TEEN AGE RIOT」の両A面シングルで2018年10月31日に発表された楽曲です。

Flamingoのジャケットの曲名ロゴからしても、フラフラと揺らめいているようなフォントとなっていて世界観の統一には相変わらず目を見張る素晴らしいものがあります。

Amazonで先行予約もできるみたいですね、今回も初回限定版があるのと次回ライブの先行抽選チケットが封入されているようなので、気になる方はお早めに!


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FlamingoのPV

FlamingoのPVはこちらから見ることができます!

フラミンゴが片足なこともあり、フラミンゴを擬人化したように真っ赤な衣装を纏う米津さんは、フラミンゴのように片足では歩けるけれどもう一方の片足はうまく歩けずに引きずりながら地下駐車場を歩いて行きます。

ロケ場所はよくテレビでも不思議な場所の中華料理屋ということで有名な、首都高速汐留パーキングにある中華料理屋「帝里加」のある地下駐車場。

フラミンゴのように赤い光や扉の店構えなところからも選ばれたのだと推測できます。聖地巡礼的な形でお店に直接ご飯を食べに行くファンもこれから増えていきそうですね!

https://s.tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13020747/top_amp/

Flamingoの歌詞の意味を解釈・考察

それではFlamingoの歌詞解釈をしていきましょう。

この曲はざっくり言ってしまえば「遊女のような水商売の女性に対する男性目線の歌」のように解釈することができました。
暗闇の中で紅一点光る存在をビジュアル的にも衣装やロケ場所などでPVから感じ取ることができ、歌詞からも動物園の檻にいるフラミンゴと遊郭に囚われている遊女を重ね合わせることができるので、そうではないかなぁと意味を読み取ってみました。

それでは歌詞解釈を早速どうぞ!

Flamingo_1番Aメロ歌詞の意味・解釈

宵闇に 爪弾き

悲しみに雨曝し 花曇り

枯れた街 にべもなし

侘しげに鼻垂らし へらへらり

(出典: Flamingo 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

少しさびれて寂しげな街の一角のお店で、芸者さんがお箏を弾くような情景を思い浮かべます。
推測ベースですが、やりたいわけでもないのにこの水商売をやらされて肌を晒し曇った顔をしている遊女だからこそ、悲しみにくれているのかもしれません。

ここで出てくる「にべもなし」は「愛想がない」という意味のこと。
最後の一行は寂しげで心細い様子に涙して鼻水が出てしまうという意味と、「一人前でない遊女」という意味合いでの「鼻垂らし(鼻垂れ小僧的ニュアンス)」という意味合いが重ねられているようにも捉えられます。

Flamingo_1番Bメロ歌詞の意味・解釈

笑えないこのチンケな泥仕合

唐紅の髪飾り

あらましき恋敵

触りたいベルベットのまなじりに

薄ら寒い笑みに

(出典: Flamingo 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

何度通って会ったとしてもお客の自分に対してなびかないフラミンゴの彼女とのやり取りを泥仕合と表現しています。2番のサビにも出てきますが、相手のことを主人公は欲している様子を感じられるので、おそらくここの泥試合はそうした意味合いだと考えることができます。

あらましき、という言葉からも「自分以外にいる男=激しい恋敵」という意味とも読み取れます。遊女だからこそ、主人公以外の男の相手もするところに対して主人公は嫉妬しているのかもしれませんね。

カラクレナイは唐紅・韓紅と漢字では書き、意味は「深い紅色」という意味でまさにフラミンゴの赤色と重ねていて、ベルベットは布の種類で高級そうな見た目の布地であることから、この遊女の装いを描写しているのでしょう。

 

Flamingo_1番サビ歌詞の意味・解釈

あなたフラミンゴ

鮮やかなフラミンゴ

踊るまま ふらふら 笑ってもう帰らない

寂しさと嫉妬ばっか残して

毎度あり 次はもっと大事にして

(出典: Flamingo 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

キャッチーなフレーズが耳から離れないサビのフラミンゴ。

サビでは遊女が艶やか且つ水商売の世界に囚われて中々その檻から出られない様子を歌っています。

後のBメロに出てきますが、動物園で飼われているフラミンゴのように飛ばないよう片方の翼の先を切られている「断翼」ということをされています。
鮮やかな赤を纏うけれど外の世界に逃げていくことはできない遊女の様子が比喩されているように読み取れますね。

歌詞の後半ですが、水商売なこともあり一連の流れが終わった後に寂しさと他の男に対する嫉妬だけが残る様子が想像できます。また、毎度ありというところから代金の受け渡しが行われていることが分かりますね。

「次はもっと大事にして」は主人公が相手のことを想いすぎるがゆえに激しく行為に及んでしまったことから、遊女側から主人公側へのお願い的な言葉なのかもしれません。

 

Flamingo_2番Aメロ歌詞の意味・解釈

御目通り 有難し

闇雲に舞い上がり 上滑り

虚仮威し 口遊み

狼狽えに軽はずみ 阿呆晒し

(出典: Flamingo 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

「御目通り」は「なかなか会えない人に会える」という意味の言葉で、ここでは目の前の貴方にあえてありがたいと喜び、嬉しさのあまり闇空へ飛ぼうと舞い上がるが片方の翼が断翼されてしまっていて上手く飛べずに上滑りになってしまうという遊女の様子を婉曲的に表しています。

後半の歌詞を見ていくと、「すぐに底が見えてしまうような薄い脅し」いう意味の虚仮威しが来ているので、分かりやすいような脅しをしてそれにうろたえてアホを晒してしまう様子が見て取れます。
どのような言葉で脅しているかは分かりませんが、1番までで主人公が遊女に恋をしていることを考えると、ここでアホを晒しているのはもしかしたら主人公の方かもしれません。

 

Flamingo_2番Bメロ歌詞の意味・解釈

愛しいその声だけ聴いていたい

半端に稼いだ泡銭

タカリだす昼鳶

下らないこのステージで光るのは

あなただけでも良い

(出典: Flamingo 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

とんびはすぐに獲物をさらってしまう鳥なので、昼に稼いだ金で女を買っていく男の様子を「たかる」と表現しているのでしょう。

使えば泡のようにすぐに消えてしまうようなお金に対して、泡銭と表現しているのも綺麗ですね。メロディにしっかり乗るようにワーディングされています。

くだらないこのステージはこの遊郭のような場所のこと。

そこで光るのは真っ赤な衣装のあなただけでいいという主人公の目線が儚げに綴られてサビへと入っていきます。

 

Flamingo_2番サビ歌詞の意味・解釈

それはフラミンゴ

恐ろしやフラミンゴ

はにかんだ ふわふわ浮かんでもうさいなら

そりゃないね もっとちゃんと話そうぜ

畜生め 吐いた唾も飲まないで

(出典: Flamingo 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

遊女が何を考えているかも分からない様子に「恐ろしい」という感想を主人公は持ちます。

そんなこともつゆ知らずか知ってなのか、少し笑ってはにかむとまたすぐ遊女と戯れるのも終わりの時間になってしまい、もっとしっかり話したかったのに…と残念がる主人公の様子がここから感じ取れます。

吐いた唾も飲まない、これは「一度口から出た言葉は飲み込めない」という意味の言葉です。

これは完全に推測的解釈ですが、相手に対して「好きだ」と主人公は言ったのかもしれません。ただ、それを聞いても遊女ははにかむだけで具体的な返答はせず、それに対して「ああ、一度好きと言ってしまったからにはそれをなかったことにはできないよなぁ」と不利な立場に自分を追いやってしまった自分にちくしょうと思っている情景が想像できます。

 

Flamingo_Cメロ歌詞の意味・解釈

氷雨に打たれて鼻垂らし

私は右手にねこじゃらし

今日日この程度じゃ騙せない

間で彷徨う常しえに

地獄の閻魔に申し入り

あの子を見受けて おくんなまし

酔いどれ張り子の物語

やったれ死ぬまで猿芝居

(出典: Flamingo 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

米津さんの歌い方がどんどん演歌や歌舞伎調的に強くなっていくパートで、とても「和」の雰囲気を感じさせる節となっています。

樹雨は霧の水分が葉っぱや枝について雫となって落ちる様子を表す言葉で、大雨でなくモヤモヤとした怪しい雰囲気の中で今回のお話が繰り広げられていることが分かります。

続く歌詞の「右手に猫じゃらしを持っているが、その程度では騙せない」というのは、お金などでは遊女は買えないという意味合いなのかもしれません。
相手と自分の微妙な距離間で永遠とフラフラとしているのは、なんだか普段のSNSでの米津さんを見ていると酔いどれ的に夜通し飲んでいる彼の様子とも少し重なるので、いつも彼をウォッチしているファンだと少しニヤっとしてしまう部分ではありますね(笑)

そして、閻魔大王に「あの遊女をいいようにしてやってくれ」と頼んでいる男の様子が分かります。遊女は社会的に品格が高くないかもしれないが、地獄へ行くには酷なのでここは自分の顔で1つ勘弁してくれと頼んでいるかのように捉えられます。

最後の「張り子」は次の歌詞が猿芝居なので、「ハリボテ」としての意味合いが強いかもしれません。相手に対して演技をし続ける女性を責めるのではなく、ハリボテのような演技だとしてもそれでもなおその遊女としての演技を続けておくれという意味になっているように解釈できます。

(※ラストサビの歌詞は今までの歌詞と同じなので解釈を割愛します。)
(※最後の歌詞が「はらへらり」だとしたら、ハチ名義の楽曲『結ンデ開イテ羅刹ト骸』の歌詞にも出てくる「はらへら=お腹に宿った赤ん坊を殺すこと」という意味になるので、遊女のお腹にできてしまった赤ん坊を殺して無かったことにしてしまうという様子として読み取ることもできます。)

まとめ| Flamingoの歌詞の意味を解釈・考察

Flamingoの歌詞を解釈してみましたがいかがだったでしょうか?

なかなか久々に難解な歌詞の多い曲がシングルに来たなぁと思い、個人的にはすごく嬉しかったです。
TEENAGE RIOTもこれから同様に解釈していこうと思うので、書けた際にはぜひよろしくお願いいたします!

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