【米津玄師の失恋??】fogboundの歌詞の意味を解釈・考察

2018年6月28日

fogboundの曲にまつわる情報

fogboundは、米津玄師さんの4枚目のアルバム「BOOTLEG」に収録されている楽曲で、あのモデル・女優の池田エライザさんがコラボアーティストとしてバックコーラスに入っています!


BOOTLEG (通常盤) [ 米津玄師 ]

最近だと2019年公開予定の『ルームロンダリング』で主演の八雲御子を演じたりなど、最近活躍が著しい21歳です。

池田エライザさんはかなーり歌がうまく、本人がアップしているギターの弾き語り動画とかはもうたまらないですね。声が落ち着いていてすごく良い感じです。

米津さんもインスタで彼女が歌っていた「さよならミッドナイト」の一節をアップしていて、そこからfogboundのコラボアーティスト(+?)の部分に当てはまる人は池田エライザじゃないかとファンの間で話題になっていました。

これ @elaiza_ikd

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そんな池田エライザさんも米津さんのミュージシャンとしての才覚に対して絶賛していて、今回のコラボに関してもかなり前向きだったことが伺えるような内容の発言をインタビュー中にしています。

もともときのこ帝国を聞くような方であれば、米津さんを始め邦ロックに対しては普段から慣れ親しんでいる可能性が高いですし、このようなコラボになったのも納得ですね。

【池田エライザ コメント】
米津さんの音作りへの愛やクリエイティブさには日々圧巻です。
私が参加させていただいた「fogbound」も様々な色や温度を感じていただける楽曲だと思います。
ただなにも考えず、目を瞑り、身を委ね、五感を頼りに最後まで聴いてもらえれば幸いです。

(出典:rockin’on.com https://rockinon.com/news/detail/168057)

fogboundのPV

fogboundは残念ながらPVがありません…。

なので、今回はこの歌ってみた動画をアップします!ギターの弾いてみた動画もないですし、唯一と言っていいくらいこの動画しかfogboundを扱っていません…。

fogboundのギターコード

ギターコードはUフレットから持ってきました!

http://www.ufret.jp/song.php?data=41577

4フレットにカポをつければかなりコードは簡単になるので初心者はこちらで弾いてみましょう!F,G,Am,C,Em,Dmあたりのコードだけになるので、バレーコードでFさえ弾ければだいぶ難易度は下がります。

Aメロはアルペジオで、その他のところは8分音符のコードストロークで表拍の部分だけ強めに弾くプレイスタイルでいいかもしれませんね!

fogboundのインタビュー記事

fogboundは池田エライザさんとのコラボのこともあり、また、同タイトルの「Fogbound」というライブツアーもあったことからインタビューでもよくこの曲は登場します。

ライブツアーだと最初の一文字目が「Fogbound」と大文字のFになっているところに楽曲とライブの違いを感じさせようとしている米津さんの考えが忍ばされているような気がします。。

・rockin’on.com

https://rockinon.com/news/detail/168057

・ナタリーミュージック

https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi11

・billboard JAPAN

http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/59548/

fogboundの歌詞の意味を解釈・考察

fogboundは「霧が立ち込めている」という意味の英単語です。まさに歌詞の中は霧がモヤモヤとかかっているようなそんな歌詞。心の内面に深く潜り込むような歌詞なので、解釈する側は非常に時間がかかります(笑)

この曲は米津さんが影響を大きく受けたBUMP OF CHICKENの曲のタイトルや歌詞のオマージュのようなものがいくつか見つかるのも特徴なので、その点も解釈を進めながら考察していきます。

fogbound_1番Aメロ歌詞の意味・解釈

「このキャンディが溶けてなくなるまではそばにいて」と言った

切れかけで点った蛍光灯の下で 現れては消える

テーブルを焦がして残った跡が 嫌に目に付いて笑える

どこで道を間違えたのか 見失ったポラリス

航海の途中

悪魔じゃない 天使なんかじゃない 現れては消える

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

「蛍光灯」や「航海」といった言葉が曲全体を通してかなり重要な言葉となるので、最初に意識しておくと歌詞全体の解釈をスムーズに行うことができます。

チカチカと光る蛍光灯の下に自分と相手の2人がいて、光が消える度に相手は消えてしまうというシチュエーションでしょうか。

想像ですが、「テーブルが焦げている」という部分から2人が仲良く料理をして、その際に鍋などを鍋敷きなどをひかずに直接おいて焦がしてしまって笑い合った過去の経験などをその焦げ目から思い出し、それが嫌に目に付いて笑えると皮肉的に言っているのではないかなと個人的には捉えています。

ポラリスはこぐま座の星のことで、ここでは航海の途中ということから旅人に方角を指し示す北極星のようなものとして登場しているものと思われます。そのポラリスを見失ってしまったことから、2人の仲の方向性も見えなくなってしまったのだと思われます。

そのため、目の前の相手はまだこの段階では大嫌いな悪魔でも大好きな天使でもない、単純でフラットな人間であるという、ある種”付き合う前のような気持ち”の状態になっているのだと最後の歌詞から読み取ることが出来ます。

さて、このパートにおいて、航海という文字を見るとBUMP OF CHICKENの「sailing day」を思い出しますね。これもBOOTLEGに収録されているNighthawksという曲同様にオマージュをあえてしているのかが気になるところですね〜。

fogbound_1番サビ歌詞の意味・解釈

ようそろう 向かうのはホロウ

お守り賜う セントエルモ

ようそろう 目の前は最深部

ブラックアウトの向こう もう一度

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

このパートの歌詞は全て先ほど出てきた「航海」という歌詞に紐付いた内容となっています。

「ようそろう」は「(そのままの向きで)よろしく候う」が略された言葉で、船が直進する時にかけられる号令のことです。そして、ホロウは「虚ろな・中空の」という意味ですが、3行目になると「最深部」という漢字でこのホロウに対して使われています。

つまり、相手の心の中の最深部に向かって進んでいることを指しているという歌詞ですね。1番の歌詞の流れを考えると遭難してしまっているにも関わらず、その遭難の先に向かって直進して進んでいるという意味になります。

続くセントエルモは、「セントエルモの火」に由来しており、BUMP OF CHICKENの楽曲にも「セントエルモの火」があるので、もしかしたらこちらからとったのかもしれませんね。

セントエルモの火は、航海の最中に悪天候になった際に船のマストの先端などが発光して火が付いたように見えるという現象のことを指し、米津さんはこの火のことをお守りに見立てています。

そして、最後のブラックアウトは英語で「停電」もしくは「酔って記憶をなくすこと」を意味する言葉。ここでは先ほどの明かりがついたり消えたりしている部屋の様子から「停電」の方の意味合いが合っていると考えます。

そして二重の意味として、自分と相手との関係性が「ブラックアウト」で真っ暗になってしまい、その関係性を修復しようとしているということを船の遭難に例えて歌っているのが、サビの機能となります。

fogbound_1番Bメロ歌詞の意味・解釈

悲しみで船を漕ぐ救えないビリーバー

メロドラマはもうおしまいにしようね

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

ここのビリーバーもBUMP OF CHICKENのsailing dayの言葉でしょうか?

米津さんのアンビリーバーズにもビリーバーという言葉は出てきますが、あれとはまた違うニュアンスな気がします(詳しくは別記事にて)ので、今回は前者のオマージュということで受け取ってみましょう。

そして、メロドラマは純愛ドラマのこと。これをおしまいにしようと言っているということは「別れ」を今この状況下において指していると捉えることが出来ます。この別れの悲しみで船を前へ前へと漕いでいるのが主人公なのかなと解釈できますね。

fogbound_2番Aメロ歌詞の意味・解釈

北へ向かうハイウェイでパンクして呆然 割れたタイヤが笑える

コーヒーを零して染みた跡が 嫌に目に付く

夜を誘う怠めの音楽 トレモロの響き 座礁の途中

アップアンドダウン ナイトクルージングなんていいもんじゃない

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

「北へ向かう」というのが、先ほどの北極星的存在であるポラリスに向かっているものと捉えるならば、ポラリスを見失ってしまったことにより2人の方向性が合わなくなってしまったことを「ハイウェイでのタイヤのパンク」になぞらえているものだと解釈できます。

続く歌詞を読み解くと、1番Aメロと同様に、互いに向かい合って座っているテーブルの上にあるコーヒーの染みた後があり、そこから再度2人一緒に過ごした思い出が嫌に思い出されてしまうということが書かれていることがわかります。

そんな2人がいる部屋には気怠いトレモロのかかった音楽が流れていて、まさに2人が乗った船は座礁の途中(=別れそう)。この2人の航海はアップダウンが激しく、夜を誘う音楽が聞こえるとはいえナイトクルージングのようなそんな優雅なものではないと最後の歌詞で表現しています。

段々とこの曲の言いたいことが見えてきましたね〜。

fogbound_2番サビ歌詞の意味・解釈

もうよそう 思い出はメロウ

前頭葉切ろう なんて妄想

もうよそう 傷つけ合うのを

お帰り願う もう二度と

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

「ようそろう」と韻を踏んで「もうよそう」が2番のサビにはきています。

メロウはここでは”甘い”という意味で捉えるのがいいでしょう、2人一緒にいた時の思い出は甘いものだが、今となっては嫌に目につくようなものに成り下がってしまっていることが分かり、その記憶を断ち切りたいことから「前頭葉を切ってしまいたい」という想像をしている、なんとも極端な主人公の姿が歌詞から解釈できます。

もちろんこれは妄想なので、現実的にはもう二度度顔を合わせないことで傷つけ合うのを避けようとしている主人公の気持ちも同時に伺えます。

韻を踏みながらこの曲の言いたいことをしっかりと伝えられる米津さんの歌詞のセンスに脱帽です…。

fogbound_2番Bメロ歌詞の意味・解釈

痣だらけ頼りないサンデードライバー

メロドラマはもうおしまいにしようね

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

サンデードライバーとは「日曜日にしか車を運転しない人」のことを指す言葉で、婉曲的に車に乗る技術が低いことを表す言葉でもあります。

つまり、ここでは船を車と見立てて、その船を漕いでいるもののうまく焦げずに座礁してしまって痣だらけになっている主人公の姿を皮肉的に描写している歌詞であることがわかります。2人の関係性がうまくいかないことを船の航海に例えた時に、ここまで幅広く表現できるのかと思いますよね。。

締めのメロドラマの部分は1番と同じですね、もう2人の甘い関係は終わりにしようと相手に呼びかけています。

fogbound_Cメロ歌詞の意味・解釈

明るい部屋にあなたとふたり

暗い部屋にはあなたはいない

明るい部屋にあなたとふたり

暗い部屋にはあなたはいない

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

1番Aメロの蛍光灯がチカチカとしている部屋の話でしょう。

明るいとあなたが見えるが消えるとあなたは見えない、という物理的に当たり前の話でありながら、暗い部屋になるとあなたが見えないので

fogbound_ラストBメロ歌詞の意味・解釈

あてどなく彷徨う笑えないドリーマー

メロドラマはもうおしまいね

(出典: fogbound 作詞:米津玄師 作曲:米津玄師)

こちらはドリーマーと出てくるので、やはりバンプのsailing dayのオマージュだということが分かりました。

メロドラマをおしまいにしようと言っていたのが「もうおしまいね」と断定するかのように切り出してます。曲のラストパートというところにも合わせて「おしまい」というのを強調して言葉遊び的におそらく米津さんは歌詞を書いたのだと思われます。

※ラストは1番と2番のサビを合わせた歌詞なので、解釈は割愛します。

まとめ_ fogboundの歌詞の意味を解釈・考察

fogboundの歌詞を解釈してみましたがいかがだったでしょうか?

この曲はパッと見ただけでは何を言いたい曲なのかがかなり分かりづらい曲ではありますが、恋愛を航海と例え、それが順風満帆にいかない2人のカップルの姿を描いている歌詞であることが丁寧に読み解くことで分かりました。

この恋愛が米津さん本人のものであるのかが少し気になるところではありますね!

 

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