【late rabbit edda】風夏の歌詞の意味を解釈・考察

2018年8月22日

こんにちは、米津玄師オフ会”ぼっち会”の中の人(@yonedu_bochi)です!

先日1本のDMがTwitterで届き、そちらを確認したら「late rabbit eddaの風夏を解釈してください!」と直々にリクエストいただいておりました。
僕も曲の存在は知っていたのですが、細かく歌詞のことを考えたことはなかったので、この機会と思い今回解釈をしてみました!
※そもそもlate rabbi edda自体が本当に米津さんと関係があるかの100%の確証はないので、その点も考慮しつつお読みいただけますと幸いです。

それでは、ぜひご覧くださいませ!

風夏の曲にまつわる情報

米津玄師さんが過去に組んでいたとされるバンド「late rabbit edda」の楽曲の1つがこの「風夏」です。
正直ほとんどこの時代の楽曲に関する情報などはネットにも落ちておらず、あまり信憑性も高くないものばかりなので、このブログではあえてあまり言及しません。

もしこのバンドの音源アルバムなどを持っていて「当時はこうだったんですよ」みたいなものを知っている強者さんがいらっしゃったら、ぜひご一報を!

ちなみにYouTubeにはボカロカバー版で動画があがっているのでそちらで聞くことも可能です!

風夏の歌詞の意味を解釈・考察

この楽曲の肝は何と言っても「空」と「色」
澄んだ夏空に主人公ともう一人の親友的存在の心情をうまく乗せた楽曲となっています。

そして、既にリリースされている米津玄師名義の最近の楽曲にも似たようなニュアンスを感じられる曲があるのでは?と解釈を進めるうちに自分の中でなっていったので、そこに関しても説明いたします。

では、早速見ていきましょう!

風夏_1番Aメロ歌詞の意味・解釈

深い青空に夏の声が

零れ落ちる様に彩って

残る雨の色 誘われながら

焼かれいく声を目で辿る

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

夏の情景描写から始まるAメロ。

残る雨の色はおそらく6月の梅雨空を指しているのと、主人公ではない人側の心の落ち具合から推測するに「心の雨模様」であることも分かります。
そこから続く夏の空模様が最初の2行で描かれていることですね。

先ほど言葉にしたようにこの空とその空の色が曲解釈のキーになっていきますので、ここはぜひチェックしておいてください!

声が焼かれるというのは続くBメロの「喧騒」に続いている言葉を夏のニュアンスを織り交ぜて表現しているのでしょう。

サウンド面ですが、イントロのリフがなんだか「ワンダーランドと羊の歌」っぽいけれど曲自体はもう少し速いので、そこに疾走感が加わっていて非常に夏らしさを感じるサウンドに仕上がっていますね。

風夏_1番Bメロ歌詞の意味・解釈

喧騒 歌声と共に向かうんだ

風の色覚えてたゆたう

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

喧騒と歌声はある種同じ音楽的属性の言葉という観点から見れば、真逆のものになります。
(「ノイズ・雑音」と「構成の考えられた音楽」が逆なイメージです)

そう考えてみると「喧騒」が落ち込んでいる人の心のざわめき、「歌声」がそれに寄り添う主人公の声。そのように解釈できるように個人的には思います。

「風の色」は次のサビの「鮮やかさ」という言葉への伏線として機能しているので、曲全体を見た後にこの「色」について考えると色々想いを馳せられるかも…?

さて、「たゆたう」という表現は「ゆらゆら揺らめく」という意味の言葉ですが、ちょうど米津さんの青春時代くらいの曲なので米津さんの音楽のルーツを考えると、もしかしたらRADWIMPSの5thアルバム「アルトコロニーの定理」に収録されている「タユタ」という曲の表現にも影響を受けているかもしれないですね。
(読書家の面もあるので、単純にそちらからの影響かもしれませんが…。)

風夏_1番サビ歌詞の意味・解釈

鮮やかなこの世界は

独りで泣くには寂しいから

変わらない歌 歌おう

抜け落ちてく程 青い空の下

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

先ほどのAメロからずっと「色」という言葉が何度も使われています。

鮮やかさな世界と比較した時の落ち込んでいる心情の暗さをモノトーンとして表現しているようにも解釈することができますね。

米津玄師名義での「シンデレラグレイ」にも似たような表現が出ているので、個人的にはあの曲の歌詞もついつい連想してしまいます。

また、抜け落ちるという歌詞に儚さと寂しさを感じます。

主人公の気持ちの落ち具合が少し垣間見える感じがしますね。

風夏_2番Aメロ歌詞の意味・解釈

空を仕切る電線の黒い影と

僅かに答えた臆病雲

積み重なり堕ちるその姿まで

焦がれる心を包むから

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

擬人法の嵐でとても米津さんらしい歌詞です。

電線が仕切る、雲が答える。こういう表現があるとよりリアルに聞き手の頭に映像が浮かんできますね。

後半の「臆病な雲」は主人公の心情を指していて、その雲が積み重なっていく様子からどんどんと精神的にネガティブになっていっていることが分かります。

そうすると続く歌詞は、そんなモクモクとした雲が「ネガティブに落ち込んでいるけど、なんとかしなきゃ」と内心では思って焦っている心情を包み込んでいるかのようにも捉えることができそうです。

風夏_2番Bメロ歌詞の意味・解釈

「幻想まがいもの」 誰かが言った

そうさ それでいいんだ聴いていて

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

「幻想まがいもの」は続くサビの歌詞やラストサビの歌詞を見ていくと分かるのですが、相手の穿った世界への見方を表現した言葉であることが推測できます。

そして、「そう卑屈になっちゃうのもしょうがないよね」とそういう相手の気持ちを認めて受け入れて寄り添う存在で主人公があることも同時にここで表現されているように感じます。

風夏_2番サビ歌詞の意味・解釈

大嫌いなこの世界が

汚れて見えるとは言わないで

終わらない歌 歌おう

透き通っていく程白い雲の下

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

まず、鮮やかな色の世界を汚いなんて言わないでと主人公は語りかけます。
これは先ほどからずっと書いているような「色」と「相手の心情」をクロスさせたところに対して言葉を主人公が投げかけている言葉だと解釈できます。

続く「終わらない歌」は、少し拡大解釈かもしれませんが、もしかしたら「人生」を指しているのかもしれません。歌が終わる=死、を比喩しているものだとしても今のところ大きく不自然な形にはならないので、1つの解釈としてはアリかなと思われます。

そして、ラストは先ほどの1番サビの終わりと対比構造になっていますね。

ここから察するに、青と白の空模様が主人公と相手の心模様とそれぞれリンクしているように曲全体を通して解釈することができます。

風夏_Cメロ歌詞の意味・解釈

靡く道に揺れる影

共に歩いた”アナタ”を探す

明日の前に笑おうか

ほら声を高らかに

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

「共に歩いた」という過去形の言葉から、過去の盟友を探す主人公の様子が「灰色と青」の歌詞と同じように重なるのは僕だけでしょうか?

そう考えると、先ほどからの空の青と白などの表現も「灰色と青」に近いように感じてきます

影が靡(なび)いているので、時間帯が夕刻に近づいていることも分かるので歌詞に「明日の前に〜」という時間帯を表す言葉が出てくるのも納得できますね。

風夏_ラストサビ歌詞の意味・解釈

鮮やかなこの世界は 独りで泣くには寂しいから

変わらない歌 歌おう

抜け落ちてく程 青い空の下

卑屈にもなるだろうさ

アナタが見てるのは違うから

空へと歌 歌おう

溶けだした青と白 見上げては

忘れないようにと声を鳴らす

(出典:風夏 作詞:late rabbit edda 作曲:late rabbit edda)

前半は1番サビの歌詞と同じですね。

後半部分は、青や白を始めとした鮮やかな世界を心を閉ざしている主人公から見れば汚くも見えることに対して「そうした心持ちだと汚く見えると卑屈にもなってしまうよね」と優しく包み込んでいるように解釈することができます。

最後の歌詞ですが、各サビで登場した「落ちていく青と透き通る白が溶け出した」、とあるので、おそらくこの2人は最後の最後に分かり合えたと推測することができます。

心模様と空と色とをうまく織り交ぜた表現、一体どうしたら思いつくのでしょうか、、?

まとめ| 風夏の歌詞の意味を解釈・考察

「風夏」の歌詞を解釈してみましたが、いかがだったでしょうか?

曲で意味するところは違えど、「灰色と青」の原型的なところが感じられたのが自分自身1番解釈していてワクワクした部分でした。

こうした曲解釈のリクエストがもらえるのは本当に嬉しいので、もし何かあればお気軽にDMやメールいただけると幸いです!

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