【主人公が口にしたのは”〇〇”】【ハチP】Ghost Mansionの歌詞の意味を解釈・考察

こんにちは、米津玄師オフ会”ぼっち会”の中の人(@yonedu_bochi)です!

なんと全曲歌詞解釈を書いたつもり(2018年8月時点)が、実は1曲忘れていたことが発覚しました。
(iTunesでランダム再生していたら「あれ、Ghost Mansion」って書いたっけ…?となったのがきっかけです。)

というわけで!今回はハチ時代の楽曲「Ghost Mansion」を解釈していきます!

Ghost Mansionの曲にまつわる情報

Ghost Mansionは、はハチP(米津玄師)さんの楽曲で、1stアルバム「花束と水葬」に収録されている隠れた名曲です。


花束と水葬 [ ハチ ]

マトリョシカパンダヒーローなどでハチさんは爆発的な人気を得ましたが、それよりも前にリリースした1stアルバムの中に収録されている曲なのですが、この頃のフィクション的なストーリー調の歌詞やそれを演出するメロディはハチ最盛期時代特有のモノなので本当にたまりませんよね。。

Ghost Mansionの歌詞の意味を解釈・考察

Ghost Mansionは直訳すれば「幽霊の館」で、まさにこの曲の舞台そのものを指している曲タイトルである事が分かります。
(ちなみに日本でいうマンションは英語にするとapartmentやcondominiumという単語になりますので、間違えないように注意です!)

では、早速歌詞の方を見ていきましょう!

Ghost Mansion_1番Aメロ歌詞の意味・解釈

招待された覚えはないが 黒い帆馬車が迎えに来た

鞭声鳴らすつぎはぎドール 「飛び切りスイートなもてなしを」

招待状は何処にも無いが 揺らぐ帆馬車が向かったのは

高尚な程気味の悪い 「ようこそ我らが館へと」

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

主人公が不気味な館へ招かれるところから分かるように1番Aメロは物語の始まりの部分が描かれていますね。
帆馬車というリアルなものから「つぎはぎドール」という可愛らしいものが歌詞に出てくるように、少しホラーでありながらもポップな世界観であることが分かります
帆馬車にはつぎはぎドールが乗っていて、馬の尻を鞭で叩いているようですね。

そのドールは主人公に対してスイートで特別なおもてなしをすると伝えていますが、このスイートは甘さ・お菓子をイメージさせるので、おそらく後に出てくるかぼちゃへの布石的な意味合いだと解釈できます。

かぼちゃはハロウィンを想起させ、お菓子をよこせと子どもが寄ってくるトリックオアトリートとのイメージもさせるので、さきほどのスイートに全てが繋がっていることが分かりますね。

非常に「Mrs.パンプキンの滑稽な夢」の世界観と近いものがあるなぁと個人的には思います。。

Ghost Mansion_1番Bメロ歌詞の意味・解釈

真っ青な顔で ふらめきながら

灰皿のように彼は言う

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

館に到着するとゾンビかドラキュラのように真っ青な顔の男が現れ、何かを主人公に告げます。

この灰皿のような顔という表現がすごく絶妙ですよね。無機質でグレーで硬いイメージをリスナーの頭によぎらせるので、この男の顔がスッと思わず浮かんできます。

そして、彼が口にする言葉の内容は続くサビで歌われていますので、そのままサビを見ていきましょう。

Ghost Mansion_1番サビ歌詞の意味・解釈

「そうだ!しがらむ赤い糸も 全部投げ捨ててしまおうぜ

キャンドルの灯を灯せ 揺らせ

蝋が溶けるまで踊るのさ」

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

この赤い糸、ラストサビの赤い拍打つ林檎とほぼ同じように見えるので、そことの対比から考察すると体中に巡る「血管・血」のようなものの比喩なのかなと解釈することができます。
血も心臓も全て投げ出して、真っ青な彼のように死人のような存在になってしまおうというように読み取れるかなと。

そしてキャンドルの揺らめく怪しい雰囲気の中で蝋が溶けるまでダンスを続けるという強制感から来るホラー感を最後に演出してサビを締めます。

Ghost Mansion_2番Aメロ歌詞の意味・解釈

招待客は他にいないの? 疑問提供も虚しくなる

「私とほら踊りましょ」 カボチャの臭いで汚れた少女

わっと驚く様な味の デザートに認めた誓いの言葉

誰かが呼んでいる 「どうぞお口になさって、きっと御気に召される筈」

ラルラ!

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

主人公の他に招待客は誰もいないようで、その質問と引き換えにするかのようにかぼちゃの臭いにまみれた少女が現れます。
(表現的に、この少女がもしかするとMrs.パンプキンなのかもしれませんね。)

そしてこのかぼちゃの甘い臭いをデザートに例え、「一緒に踊りましょう」という意味合いで「私をご賞味あれ(=口にして)」と主人公に伝えます。

※2番Bメロはなく、そのまま一気にサビへと入っていきます。

Ghost Mansion_2番サビ歌詞の意味・解釈

「いつまでたっても夢見がちな アンタもちょっとは気付こうぜ」

干涸びた風船 泥に塗れ

キャンドルに灯は灯された

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

唐突に館の住人から主人公に対して厳しめの言葉が投げかけられました。何か甘えたようなことを主人子は言ってしまったのでしょうか?
これに関しては続きを見て解釈していきたいと思います。

1番サビで登場したキャンドルに灯が灯され、そのまま主人公は館のキャラクターと同様に変化していくものだと思われます。

この灯されたの後におそらく声質からしてハチ(米津玄師さん)本人の声が入れられていると思われます。
何と口にしているかは聞き取れませんが、この声の低さや気怠そうに歌う感じは米津さんらしさしか感じません。。

Ghost Mansion_Cメロ歌詞の意味・解釈

「何を馬鹿な事を、あれはアンタが

懇切丁寧に書いたんだろう」

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

招待状が無いはずなのに幽霊の館に呼ばれ、そこで死人側の世界へ連れて行こうとされる主人公。

「夢ばかり見て甘ったれたことを言うな」「アンタが書いたんだろう」という言葉から推測を重ねていった結果、おそらく主人公は何か嫌なことがあって、その時に簡単な気持ちで「死にたい」と言う言葉をノートかネットかはたまた別のどこかに書いてしまったのではないでしょうか?

だからこそ、幽霊側からすると「お前が”死にたい”って言って我々を呼んだから来たんじゃないか」と思っているように捉えれば、この歌詞の流れもスムーズに理解ができます。

赤い血も心臓も全て抜き取ろうとしたりしていたのもこれで納得ですね。
さすが伏線の鬼、ハチさん…。

Ghost Mansion_ラストサビ歌詞の意味・解釈

「そうだ!拍打つ赤い林檎 全部投げ捨ててしまおうぜ

キャンドルの灯を灯せ 揺らせ

蝋が溶けるまで踊るのさ」

「いつまでたっても甘えがちな アンタもそろそろ気付いたか?」

単純な程気味の悪い どうやら夜明けは来ないらしい

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

最後のサビは1番と2番のサビの言葉を少し変えて組み合わせたものとなっています。

赤いリンゴは先ほど説明したように「脈打つ心臓」を比喩するもので、それを投げ捨てることで婉曲的に「死」を表現しています。

甘えた言葉を口にする主人公に対して「夜明けは来ないのに気づいたか?」と館の住人が口にするのもいい感じにホラーさを出していますよね。

Ghost Mansion_アウトロ歌詞の意味・解釈

「ついでに一つ確認するが

アンタもここで働くよな?」

(出典:Ghost Mansion 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

最後はやはり主人公も幽霊側になってしまい、この館で働くよな?と館の主人に確認(というよりも強制)を突きつけられ、この曲のストーリーは幕を閉じます。

まとめ| Ghost Mansionの歌詞の意味を解釈・考察

Ghost Mansionの歌詞を解釈してみましたが、いかがだったでしょうか?

「主人公が死にたいと言った」ということにさえ気づけば、結構スルスルと解釈が進みました。

やっぱりこの頃の楽曲のテイストはグリム童話を呼んでいるような感覚がしてとても個人的に大好きです(こんな感じの楽曲もまた出してもらえたら嬉しいなぁ…)。

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花束と水葬