『逆境を「アイデア」に変える企画術』を読んでみて感じたこと。

2018年6月28日

『逆境を「アイデア」に変える企画術』〜崖っぷちからV字回復するための40の公式〜を読了したので、その感想を書いておきます。


逆境を「アイデア」に変える企画術 ~崖っぷちからV字回復するための40の公式~

結論から言うと、非常にシンプルで「目的から逆算して広告を作れ」ということだけでした。ひらパーや森永製菓のJACK、大阪経済大学などの広告を引き合いにしてどのようにPRやクリエイティブを作っていったのかが書かれているのですが、何も複雑なことは書いてなく、とても分かりやすく「課題解決ってこうだよね!」と改めて本質的な部分だけ提示されたような、そんな本でした。

作者の河西智彦さんは一橋大学卒業後に博報堂に入社された知的エリートコース街道の真ん中をいく方です。特に予算が少ない中でどのようにやりくりして課題解決を行うかという頭の筋肉が発達している方のようで、読んでいて「あー、言われてみれば確かにこのアイディアにはなるけど、そんなにすぐ閃くかなぁ」といった印象を受ける思考回路の持ち主です。

途中でいくつも企画術の「公式」なるものが出てくるのですが、これらはとても本質的であるがゆえにすごくシンプルで端的なので、ビジネス初心者や若手社会人からすると「え、これだけなの?」といった感想を持つ方もいらっしゃるかも分かりません。しかし、かなり的確に売れる広告の要素を網羅した公式となっているので、マーケターの方は一読しておくといいかもしれません。

特に広告の専門書というわけではないので、目新しい知識は手に入ることは少ないのですが、どんな仕事であれ今一度「この課題の根本原因ってなんだっけ?」と深掘りする頭と、解決方法の糸口のようなものを確認できる分かるやすい一冊となっています。もしかしたら、就活生などが1度読んでおくと新規事業立案系のインターンシップに参加した際には活躍できるヒーローになれるかもしれないです。(確約はしませんが)

この本にも書いてありますが、とにかくアイディアを出すには心の天井=常識をぶっ飛ばすことが最重要です。汚い言葉や暴力的な言葉を使っても公表しなければ別に大丈夫です。まずは、頭の中のものを出しまくって「散らかして」、そのあとに「選んで」、最後にそのアイディアを「磨く」という3ステップを行うことでしか良いアイディアは出てきません。もちろん、稀に雑談の中からそのままスッと答えになるアイディアが見つかることもありますが、中々多くはないでしょう。

私はキャッチコピーもよく学んで書いたりすることもあるので、この辺りの感覚はなんとなく分かりますが、目的から逆算してぶれないようにしつつ、ロジカルにぶっ飛んだアイディアを出していくのが、実は一番良い広告の作り方だったりします。

だらだら書いているとドンドン広告や課題解決の話が広がってしまうので、今日はこの辺で。

『逆境を「アイデア」に変える企画術』、もし興味があれば買って読んでみてくださいね。


逆境を「アイデア」に変える企画術 ~崖っぷちからV字回復するための40の公式~