歌詞解釈のやり方はこの3つだけ抑えれば誰でも出来る

おかげさまで歌詞解釈記事が100記事を超えてきましたので、今回はちょっと番外編です!

 

実は本当にありがたいことに最近よくこんな言葉をTwitterや実際に会った人たちからいただきます。

「こんなに深い解釈、よくできますね!」

「自分も歌詞解釈できたらなぁって思っています。」

 

このブログ自体、実は結構全国的にも見られて始めていて、大きな声では言えないまでもある程度の価値が出てきたと言えるのではないかなーというフェーズになってきています。

そこで、あくまで自己流ではありますが今回は「誰でも出来る歌詞解釈のやり方」というちょっとマニアックな話をしていきたいと思います!

実は自分がいつも記事を書いている時に考えているのは、これから話す3つの要素でほぼ全てなんですよね。

ただ、それぞれを徹底してやらないと解釈が浅くなってしまうので、もし興味がある方はぜひしっかり実践してみてください。

それでは早速1つ1つ見ていきましょう!

 

1.アーティストの過去を徹底的に調べる!

実は3つのステップの中で最初のこの要素が1番大切です。

まず、ほぼ大体のアーティストが作る歌詞というのは“作詞者の人生上の経験”が元となっています。

当然ですが、アーティストも人間なので「今までの人生経験の中で見たもの聞いたもの」からでしか作品を作ることはできません。

たとえ宇宙や神話の話であっても、図鑑やゲームなどでその話を知ったから曲のモチーフとして使用できるわけですね。

 

それらの経験には文字通りの「自分に起こった出来事」も入りますが、大事なのはそれがアーティスト側にどのような影響を与え、彼らがそこから何を感じたのかということ。

特に幼児期から思春期にかけてのアーティストの家庭環境や教育環境は特に彼らの性格形成に大きく関わる要素なので、必ず押さえておきたいところです(このブログの歌詞解釈でもだいぶ米津さんの過去の経験から紐解いている部分が多いです)。

アーティストが過去にこういう経験をしたからこういう思想や価値観を持つようになり、それが今にかけてどのように変遷を辿ってきたのかが理解できると非常に歌詞解釈に深みが出てきますし、歌詞に隠されたメッセージにも気づきやすくなります。

 

ここまでお話しすると「じゃあ、どうやってアーティストの過去を調べればいいの?」という人もいるかと思いますので、いくつか方法をお伝えします。

これに関しては、インターネットでのインタビュー記事を読むのから始めても全然OKですし、2つ目のステップにも関わってきますが「雑誌を読む」「インタビュー動画を見る」といったものもオススメです。

特に雑誌は特集記事だと1万字や2万字などの長文インタビューもあったりするので、相当深くそのアーティストの価値観やその源泉を知ることができます。

 

ただ、注意すべきなのはネットによくあるまとめ記事のようなサイトです。

こういった記事では本人の言葉かどうかが分からない内容があったりするので、なるべく本人自らのインタビューやブログを参考にするようにしてください。

 

2.曲解説記事やライブレポ記事を死ぬほど読む!

歌詞の意味を解釈するためのアプローチとそれをどう文章で表現するかというのを他の人の文章から学ぶのが2つ目の要素です。

どんなことでもまずは「型」を真似ることから入るかと思いますが、歌詞解釈も同じなんですよね。

 

例えば、こちらはPVに対する解釈記事で恐縮ですが、例えば米津玄師さんの『Lemon』であれば大手メディアのライターさんはこのように書くわけですね。

https://rockinon.com/news/detail/173785

プロのライターの方が書いているので、当前ですが非常に深い考察となっています。

では、「深い解釈になっているのか?」を考えると「そもそもハイヒールとは何のために生まれたものなのか?」という根本的な問いが出来ているからなんですよね。

その結果として「ハイヒールの歴史」という観点と、「米津さんの作品への想い・価値観」をクロスして考察した結果として、こういった素晴らしい解釈記事が出来ているというわけです。

 

こういった上質な記事は、他にも『ROCKIN’ON JAPAN』『音楽と人』など、様々な音楽雑誌でのインタビュー記事やコラムなどに多く掲載されているので、ぜひ色々と読んでみてください。

このようにいくつも読み込んで何度も書くと自分なりに文章の「型」をつくることができ、どんな曲を解釈してもある程度のアウトプットを出すことができるようになります。

 

3.時代背景を考える

最後にちょっと応用編ですが、意外と歌詞解釈に大事なのがこの「時代性」です。

このアーティストの想いやメッセージがなぜこの時代の人たちに響くのか?ということも考えられると、より深い歌詞解釈をすることができます。

この時代性は一朝一夕で身につくものではなく、常に身の周りの音楽以外のものも含めて「何がヒットしているのか?その背景はなぜなのか?」を気にして考え続けないと見えてこないものです。

このブログでは歌詞解釈の記事はありませんが、例えば欅坂46の代表曲である『サイレントマジョリティー』。

この曲は「年功序列の仕組みに飼い慣らされて波風立てないのが正義だと思っている大人に対する思春期の学生からのメッセージ」というのが本質で、これはこの2010年代後半が「今までの仕組みのままでいることが本当に大切なことなんだっけ?」と考え出す時代だったのを秋元康さんがしっかりと捉えて出したからヒットした、というのが背景に実はあります。

もちろん単純にメロディがいいからというので流行る曲もありますが、ヒット曲にはこのような「時代性」を捉えたものが多いので、そこの部分も加味して歌詞を考察できると他の人たちよりもさらにレベルの高い歌詞解釈をすることが可能となります。

 

まとめ

というわけで、「歌詞解釈のやり方」を僕なりに書いてみましたがいかがだったでしょうか?

あくまで今回書いた手法は一例ですので、絶対にこの方法で解釈をしなければならないという訳ではありませんが、これらの要素を押さえると間違いなく歌詞解釈がしやすくなります。

自分の大好きなーティストだからこそ、そのアーティストが込めた音楽への想いやメッセージに気づきたい人も多いと思うので、そんな方の役に立てるのであれば幸いです。

 

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