【ハチP】白痴の歌詞の意味を解釈・考察

2018年6月28日

白痴の曲にまつわる情報

「白痴」はハチP(米津玄師)の2ndアルバム「OFFICIAL ORANGE」に収録されている楽曲で、とても1stアルバム的な感じの繊細さと物語性を感じる楽曲となっています。


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この曲、ボーカルは初音ミクではなくGUMIがボーカルなんですよね。

少し楽曲の作り方的には少し遠くで音が鳴っているような感じやギターの音的に米津玄師名義の1stアルバム「diorama」の中の「街」「抄本」のようなニュアンスが見受けられますが、これは僕だけでしょうか…?

PVも存在しないかなりマイナーな楽曲ですが、かなりオススメなので聞いたことがない人は是非一度聞いてみてくださいね!

白痴の歌詞の意味を解釈・考察

白痴は日本語で「知能が低いこと・馬鹿」という意味です。

当たり前のことがうまくできないけれど、その状況を2人で楽しんで笑っている様子を「白痴」と指しているのでしょう。

この2人は死んでしまうので「自殺」をしようとしている前提で解釈を進めていこうと思います。

それでは早速、歌詞を解釈していきましょう。

白痴_1番Aメロ歌詞の意味・解釈

明かりのない部屋に二人 割れた鏡

碧い目の魚 アルコールの匂いだけ

七日後の朝に目覚めるように 時計を

コーヒードリップ 溺れ 揺れるスプーンの頭

(出典:白痴 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

真っ暗な部屋に2人でアルコールで泥酔して暴れたのでしょうか?割れた鏡が部屋には佇んでいます。

碧い目の魚はシンプルに飼っている熱帯魚かと思われます。

この「魚」、米津玄師名義の1stアルバム「diorama」にはよく出てくる言葉ですが、この頃から「魚」という言葉が出始めているのがここの歌詞からみて取れます。

七日後の朝は蝉が生きられる期間を連想させますので、おそらく時計をセットしてもこの2人これから死んでしまうので全く意味をなさないのでしょう。ここも非常に「白痴」な感じがします。

もう全てが終わってしまうこの部屋の中で、コーヒードリップからコーヒーを淹れていたことも2人は忘れてしまっているのでしょう。

カップからコーヒーが溢れてしまうくらいにドリップを放置している様子がこの「溺れるスプーンの頭」という非常に小説的な表現から読み取ることができます。

白痴_1番Bメロ歌詞の意味・解釈

傷が癒えずにどうしようか

二人笑いながら もう

こんな素敵な世界なのにさ

なんでだろうね

(出典:白痴 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

心に負った傷が癒えない2人はもうどうしようもないこの状況に笑い合っています。

お互いのことを打ち明けられて笑い合える人が存在するこの世界自体はとても素敵なはずなの二、もう生きる活力は無いところから絶望も同時に感じていて、その矛盾さに対して「なんで楽しいのに悲しいんだろう?」という感覚を主人公は持っているように解釈でき、すごい切なくなってしまいますね。

白痴_1番サビ歌詞の意味・解釈

約束しようよ この狭い地下牢で

密やかに誓うのは 何でもない様に

死んでしまった二人の 細やかな夢と逃避

(出典:白痴 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

普通な部屋すらも現実に絶望している2人にとっては生きづらい狭い地下牢のようなものだと歌っています。

そして、とても自然に何でもない様に自殺して死んでしまった2人は、「もう少し希望を持って生きたかった」「この辛い現実から逃げたい」ということを自殺という行為によってひっそりと約束していることも続く歌詞から読み取ることができます。

こんなに退廃的な歌詞をこれだけ幻想的なメロディに乗せて歌われると思わず涙腺に来てしまいますね。。

白痴_2番Bメロ歌詞の意味・解釈

君が上手く飲みこめなくて

私の両手に吐き出して

残念そうに二人で笑うの

「もう一度だね」

(出典:白痴 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

自殺に向けた何かの薬でしょうか。

飲みこもうとしてもうまく飲み込めずに目の前のパートナーに吐き出してしまう様子が描かれています。

そして2人はまた白痴的に笑い合って「もう一回飲み込んでみよう」と再チャレンジします。

精神的にきてしまっている2人がこんなに辛い状況でも笑い合えるというところに狂気さも感じられますし、確かに客観的に見れば「行動と感情が合っていない意味不明な状態(=知能が低い状態)」として捉えられるので、これを「白痴」という言葉に収めたハチさんのワードセンスの秀逸さがよく分かりますね。

※2番サビは1番サビの歌詞と全て同じなので解釈は割愛します。

白痴_Cメロ歌詞の意味・解釈

白のドレスでさ

透明に「消えちゃいそうだ」なんて言って

涙流して笑いながら

「名前を呼んで」なんて言って

(出典:白痴 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

最後に「私」が着ているのは白いドレスで、その白さと死んでいなくなって透明になるところからふざけた様に「消えちゃいそうだ」と笑って言っているのが読み取れます。

最期の最期に死んでしまう悲しさを感じつつも「名前を呼んでほしい」とお願いする主人公の様子を想像するとこみ上げてくるものがありますね…。

ここのボーカルが追っかけになっているのがすごく肝で、リスナーに対して悲しさに拍車をかけてくるのと同時に死んでしまう当人の頭の中で走馬灯の様に色々な感情や記憶が溢れ出している様子も印象付けている様に感じます。

白痴_大サビ後半歌詞の意味・解釈

きっと混ざり会うさ 白昼夢の果て

嘘みたいにあるように

全部壊すように 何にも知らないように

包み込み消えるように

今度は一緒に いい夢を見ようね

(出典:白痴 作詞:ハチ 作曲:ハチ)

※大サビ前半の歌詞も1番サビと2番サビと同じなので割愛します。

白昼夢は「非現実的な世界」のことを指す言葉です。

そんな非現実的な「嘘みたいな世界」のはずなのに2人はまた出会い、そしてそれは現実的に存在するかの様に再度在り続けるだろうというのが前半歌詞の意味になるのかなとおもwれます。

そして最後は、全て何もかもを壊して消えていく(=死んでいく)様子を描写して曲を締めくくります。

最後の1行は歌にはなっていませんが、これは主人公の心境的なものを最後に添えるように言葉にしたものだと考えられ、「また次の世界で2人出会ったら、今度は幸せに過ごそうね」という意味合いだと解釈することができます。

先ほど「白昼夢」という言葉が出てきたのに連動してここも「夢」という言葉が使われているのでしょう。最後の最後まで文学的ですね。。

まとめ_白痴の歌詞の意味を解釈・考察

白痴の歌詞を解釈してみましたが、いかがだったでしょうか?

本当にこの楽曲は明確に誰がどこにいて何をしているかというものが歌詞として書かれていないので、様々な解釈ができると思います。

ここはこういう風に解釈できるのではないかという意見もあるかと思うので、もし何かありましたらコメント欄にコメントしていただけると嬉しい限りです!

 

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