【人事目線】自己分析で余計に自分が分からなくなる人が理解するべきこと

2018年3月4日

人事コンサルタントの仕事の関係で、毎日のように僕は就活生と話をして就活のお悩み解決をしています。
特に就活初期〜中期の本選考が始まる前の学生は必ず自己分析という代々の先輩たちがやってきていたものを行います。
理由としては、自分の過去から性格や強み・弱み、興味のあること無いことを確認して、それらを活かせる企業はどこだろうと探すためです。

僕自身3年前は就活生だったので、漏れることなく僕も自己分析をやっていました。
が、おそらくほとんどの方がなると思われる現象「考えても分からない病」「自己存在の意味づけ論病」の2つを合併発症しておりました。

要は、とことん自己分析を突き詰めると「私は何のために生きているのだろうか、どうして生を授かったのだろうか、なぜ人は生まれるのか」という、非常に哲学的な世界へ足を踏み入れてしまうorそこまでいかずに早々に諦めるのどちらかに大体の就活生は行き着くという現象のことです。

お分かりの通り、自己分析はあくまで主観的なものです。何のために生きているかとかを超客観的に考えれば、人間は動物だから子孫を残すようにプログラムがインプットされていてそれが働いたまで、というようにバッサリ切ってしまえるのです。

さて、何が言いたいかというと、自己分析をずっとやり続けて動けなくなるのだけはやめてくれという話です。

もちろん多少は必要ですが、そこから新しいものはあまり多くは生まれません。
あくまで今までのあなたのやってきたことの整理なので、そんなものは速攻で終わらせて、いかに多くの企業を見るかにシフトするかが鍵です。

「自分はこういう人間です。なぜならこういう過去があって、その時こういう思いをしたからです。」という1つの現象の側面だけをとって論理的に話せば相手には通じます。

それよりも大事なのは、そんな自分がなぜこの企業を選んでいるのか、どうしてこの企業において活躍できそうだと言えるのかを面接官に話してあげる方がよっぽど自分語りだけの人よりは良いです。
買ってあげたくなります。お付き合いしてみたくなります。雇ってみたくなります。

そして、人事始め採用現場でES見たり面接している社会人は、ESや面接なんかで人が見抜けることはないということを早く自覚してください。
学歴だけで切りたいならESに学生時代頑張ったこととか書かせないでください。
何社も企業を見なければならない忙しい就活生がかわいそうです。

好きか嫌いでハロー効果が生まれて、受かる人も受からなくなってしまう脳のバイアスに気づかないと、いつまで経っても主観的な採用にしかなりません。

合コンやお見合いでは良かったのに付き合ったら違かったら別れるっていう表面的な人の見方をしているのはちゃんちゃらおかしいのと理屈は同じです。

話を戻しますが、就活生はこのような本質的でないことを平気な顔でしている社会人が多い中で就活をしなければならないので、あくまで彼らのルールにまだまだ則る必要があるかもしれませんが、要は向こうが何を採用基準にしてるかだけ徹底的に調べて理解して、自分の過去や経験をそれと照らし合わせ、自分を売り込むということをやってもらえれば、方針として間違うことはありません。

そのためには、ホームページだけ見るのではなくきちんと現場の社員に何人も会って、本当の企業の姿を知る必要があります。
真面目で何かに熱中できる人が良いとか言いながら学歴しか実は見ていない企業なんてザラなんで、それには惑わされないようにしてください。

自己分析・ESの闇は、深いです。